2010-01-01から1年間の記事一覧

表板アーチィング

昨日、パーフリングをニカワ付けしたので、今日は、アーチ作りです。 裏板の時もやったのですが、前回作ったOle Bullモデルの評判が結構よかったので、Ole Bullのアーチをミックス。 横方向のアーチ(クロス・アーチ)を、Ole Bullのアーチを参考にしながら、…

表板パーフリング

今日は天気がとてもよいですが、暑いですね。。。 裏板の場合と同じように、表板の周囲を平らにします。 その平らな部分に、パーフリングの溝を掘っていきます。 溝が掘れたら、そのカーブに合わせてパーフリングを曲げていきます。 とても暑いのに、アイロ…

表板切り出し

今日は、とても蒸し暑くて、作業がつらいです。。。 裏板は、無事に横板にくっつきました。 ので、次は、表板の作業です。 まず、予めはぎ合わせておいた表板を平らにします。 そして、表板のアウトラインを描いて切り出します。 横板のアウトラインに合わせ…

裏板の厚みだし

これ以上削ったらダメになってしまうという、ギリギリのところを目指して、少しずつ削っていきます。 板の厚さだけでなく、タップトーンや板のしなり具合もチェックします。 板の重さは、前回の裏板よりも若干重いですが、タップトーンもしなり具合もOK! …

裏板アーチィング

パーフリングに沿って、丸ノミで溝を掘ります。 そして、その溝からはぎ合わせのラインに向けて、ノミと豆カンナでアーチを作っていきます。 色んな角度から形をチェックし、時々休憩を入れながら、きれいな曲面となるように削っていきます。 最後は、スクレ…

裏板パーフリング

エッジがある程度薄くなったら、エッジの部分にヤスリをかけて平らにします。 次に、パーフリングの溝を掘っていきます。 パーフリング・マーカーで溝の位置に印をつけ、溝を掘っていきます。 コーナーの部分は、楽器のモデルで違うので、写真などを見ながら…

裏板切り出し

裏板の作業です。 はぎ合わせのニカワが乾いたら、平面を出します。 凸凹をチェックしながら、カンナでまっ平らにします。 次に、横板を使って、裏板のアウトラインを裏板上に描きます。 そして、アウトラインに沿って切り出し、ヤスリで形を整えます。 次は…

次のバイオリンはじめました。

今日、次に作るバイオリンの表板と裏板のはぎをしました。 次のバイオリンは、Guarneri del Gesu 1738をモデルに作ります。 はぎの後は、ネック材の直角を出し、テンプレートを使ってネックのアウトラインを描きました。 横板の部分はほぼできていて、こんな…

展示会は無事に終了しました。

土日の2日間にかけて開催された、日本バイオリン製作研究会の展示会は、無事に終了いたしました。 本当に沢山の方にご来場いただき、ありがとうございました。 私のバイオリンは、予定通り2日目に試奏されました。 製作者席が舞台のすぐそばだったので、お客…

オスロで展示したバイオリンの音が聴けます

4月29日の記事で紹介しましたように、オスロの展示会では、展示作品を1分間ずつ演奏して、お客さんに採点していただくというイベントがありました。 この展示会を企画したChristophe Landonのサイトで、そのイベントの模様を、ビデオで見ることができるよう…

展示会のお知らせ

今月の29日(土)、30日(日)の2日間、日本バイオリン製作研究会の展示会が、池袋で開催されます。 2010年 5月29日(土)、30日(日)10:00~17:30 場所:重要文化財 自由学園明日館 講堂 (入場無料) JR池袋駅メトロポリタン口…

バイオリン完成しました

新しいバイオリンが完成しました! このバイオリンは、オスロで展示したバイオリンと同じモデル(Guarneri del "Gesu" 1744 "Ole Bull")です。 ペグなどのフィッティングは、黒檀にしました。

オスロの展示会に行ってきました(その2)

2週間の間には、もちろん観光もしました^^。 オスロは、東京に比べるととても小さいので、2、3日もあれば主な名所は回れてしまいます。 朝の港、漁師さんが直接、魚を売っていました。 新しいオペラハウス。片側に大きく傾斜した屋根がそのまま海の中に入…

オスロの展示会に行ってきました。(その1)

オスロの展示会に参加するため、今月の12日から27日にかけてヨーロッパに行ってきました。 私がオスロに到着したのは、アイスランドの噴火で空港が閉鎖される前だったので、何の問題もなく行くことが出来ました。 今回の展示会およびメニューイン・コン…

バイオリン完成しました。

きのう弦を張ったばかりなので、もう少し調整が必要ですが、一応完成です。 でも、楽器の写真を撮るのは難しいですね。 もっとも、使っているカメラも、イギリスに留学する前に買ったものなので、かなり古いです。。。 新しいカメラ、欲しいな~。

ペグ色付け

昨日、寒い中、ペグの色付け作業をしました。 今朝は雪が降っていたので、昨日やっておいてよかったです。 もう少し乾かしたら、いよいよセットアップです。

ペグフィッティング

だいぶ時間がかかりましたが、ニスの表面仕上げがほぼ終わったので、ペグを削りました。 今回もまた、ツゲのペグを使います。 いつものように、軸の部分は削ると白くなってしまうので、色づけしなければなりません。 色づけには薬品を使うので外で作業するの…

クラウンとリタッチ

ボタンにエボニー・クラウンを付けました。 クラウンの形を整えたら、周囲に合わせてニスを塗ります。 一緒に、楽器全体をリタッチ。 これから、ニスの表面を仕上げていきます。

ネックフィッティング

赤くなった渦巻きは、こんな感じになりました。 そして、ネックを差し込み、今日、ネックの元の部分を整形しました。 順調に、完成に近づいています^^。

裏板のアーチ

パーフリングを入れた後は、アーチ作りです。 ノミでさらに削り、豆カンナで形を整えていきます。 アーチのテンプレートを使って形を微調整し、さらに目で全体の形をチェックしながら、スクレーパーで仕上げます。 今日はこのほかに、表板側のライニングを接…

次のバイオリン(パーフリング)

指板をつけたネックは、現在、ニス塗りをしています。 ニス塗りの合間に、次のバイオリンを製作。 今は、裏板の作業をしています。 ノミでざくざくと、大まかにアーチを作ったら、 ヤスリで、周囲に平らな部分を作ります。 そして、平らにした部分に細長い溝…

指板

指板の底を平らにして、幅を整えたら、ネックに接着。 ニカワが乾いたら、カンナで表側を削り、アーチを作っていきます。 最後に、紙やすりで表面を滑らかにして終了です。 指板アーチの後、ナットをニカワ付けしました。 次は、ネックの部分を整形していき…

スクロール

このモデルのスクロール(渦巻き)は、とても個性的で、うまく特徴をつかむのがなかなか難しいです。

箱閉じ

ベースバーが完成したので、いよいよ箱閉じです。 表板と横板の間にニカワをつけて、クランプで固定。

ベースバー

ベースバーをつけました。 もうすぐ、ボディーの部分が完成します。

f字孔

裏彫りは、カリパーで厚さをチェックしながら、少しずつ薄くしていきます。 最後は、スクレーパーで表面をきれいに仕上げます。 裏彫りの次は、f字孔です。 このモデルは、今回が初めてなので、写真を見ながら形を整えていきます。 本物の写真と一緒に^^。

ニスのつづき

このまえ紹介したときは、ニスの色が茶色だったのですが、それから赤いニスを塗りました。 だいぶ真っ赤になったのですが、その写真を撮り忘れました。。。 ニスが乾いたら、部分的にニスを落としていきます。 まだリタッチが必要ですが、だいぶ良い感じにな…

ライニングつきました

表板の切れ端から作ったライニングを、今度は、アイロンで横板のカーブに合わせて曲げていきます。 そして、ブロックとブロックの間にぴったりとはまるように、長さを調節し、ニカワで接着。 このまま、ニカワが乾くまで待ちます。