2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
今月の初めに、ネックフィッティングをしていたバイオリンが完成しました^^。 ペグホールはニスを塗る前にほぼ所定のサイズに開けてあったのですが、ニスが穴の内側に入り込み、サイズも少し小さくなってしまっているので、リーマーでもう一度穴をきれいにし…
始めにCバウツの横板を、ベンディング・アイロンで曲げます。 Cバウツの部分がカーブが一番きつく、特に杢の深い板は割れやすいので、慎重に力を加えながら曲げていきます。 ブロックと横板との間に隙間がなく、モールドのカーブに沿うように曲がったら、…
ここ2日ほどとても寒かったのですが、今朝起きたら雪がちょっとだけですが、積もっていました。 気温が低かったので、少しの雪でもなかなか解けず、ぬかるみにならなくていい感じです^^。 製作のほうは、またまた新しい楽器を開始しました。 今回の私の担当…
始めに、表板の縁を7~10mmの幅で平らにします。 そして、2枚の刃が付いたパーフリング・マーカーという道具で、その平らな部分にパーフリングを埋める位置をマークします。 それが出来たら、ナイフと細いノミを使って、パーフリングを埋めるための溝…
上の「一言メッセージ」にも書きましたが、3月2日にBVMA(British Violin Making Association)の主催する展示会(Makers' Day)に出品します。 場所は、ロンドンのThe Old Sessions Houseです。 詳しくは、BVMAのサイトをご覧ください。 今のとこ…
前回紹介したバイオリンのリタッチは終了し、今は、ニス表面の最終仕上げをしています。 そして、別のバイオリンの表板を始めました。 四角い板をバイオリンの形に切り出し、アウトラインを整えます。 切り出したばかりの板はエッジが厚く、このままではエッ…
この前、ボタンに黒檀のクラウンを取り付けたのですが、クラウンの周辺はまだ真っ白でした。 ということで、ネックの元とボタンの周辺をリタッチしました。 ニスの色は、光の加減によって結構変わります。 ですから、リタッチの作業には光がとても重要です。…
ネックを取り付けたバイオリンに、エボニー・クラウンをつけました。 エボニー・クラウンは、ボタンの縁に付いている黒檀のことです。 始めに、ノミでボタンの縁を削り取り、クラウンを取り付けるための溝を作ります。 そして、黒檀をボタンの溝に合わせて削…
このバイオリンは去年から作っているもので、ボディーと渦巻き部分の色ニスが終わったので、次はネックフィッティングです。 ナイフとノミを使って、ネックを取り付けるための溝を作ります。 途中、ネックを実際に差し込んでみて、ネックの傾きや角度などを…