ネックフィッティング

このバイオリンは去年から作っているもので、ボディーと渦巻き部分の色ニスが終わったので、次はネックフィッティングです。
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ナイフとノミを使って、ネックを取り付けるための溝を作ります。
途中、ネックを実際に差し込んでみて、ネックの傾きや角度などを何度もチェックします。
ネックが所定の寸法でピッタリと溝に収まるまで、少しずつ少しずつ木を削っていきます。
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ネックがピッタリと収まったら、いよいよニカワ付けです。
ニカワを一旦つけてしまうと、木が膨張してネックを自由に動かせません。
まっすぐにネックを差し込まないと、隙間が出来たままネックが固定されてしまうこともあります。
ですから、私はいつもニカワなしで何度かネックを差し込む練習をしてしまいます^^。
そして、ニカワをつけるときは集中してすばやくネックを差し込み、クランプで固定します。
クランプで固定した後は、はみ出たニカワをきれいにふき取り、基本的な寸法を再びチェック。
ここで、全ての寸法がきちんと出ていれば、やっとほっと出来ます。
後は、ニカワが乾くまでのんびりと待ちます^^)。
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