表板のアーチング

前回紹介したバイオリンのリタッチは終了し、今は、ニス表面の最終仕上げをしています。
そして、別のバイオリンの表板を始めました。

四角い板をバイオリンの形に切り出し、アウトラインを整えます。
切り出したばかりの板はエッジが厚く、このままではエッジを削るのが大変なので、大雑把にアーチを作りながら、エッジを薄くします。

そして、ヤスリを使ってアウトラインを整えます。
特に表板は、木目とその間の部分の硬さがとても違うので、気をつけないと木目の間の部分を削りすぎてラインが凸凹になってしまいます。

アウトラインが出来たら、表側をさらに削ってアーチを整えていきます。

この後は、パーフリング用の溝彫りです。