ベースバー・駒のフィッティング

昨日はあまり調子が出ず、チェロにニスを塗って、ベースバーのフィッティングの準備をしただけで終わってしまいました。

今日も、調子はいまいちでしたが、何とかベースバーをニカワ付けし、駒の足を合わせました。

ベースバーのフィッティングは、ベースバーの長さと取り付ける位置を決めるところから始まります。ベースバーの長さが決まったら、それよりもちょっとだけ長めに、スプルースの板を切断します。
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そして、チョークを使ってベースバーと表板との接触状態をチェックしながら、ナイフ、ミニカンナ、スクレーパーなどを用いて、少しずつベースパーを削っていきます。
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ベースバーと表板との間の隙間がなくなったら、ニカワをつけてクランプで固定します。
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ベースバーをニカワ付けした後は、もうひとつのビオラの駒フィッティングの続きをやりました。
駒の足をナイフでちょっと削り、楽器の上に載せてみます。そして、足の下の隙間をチェックし、またちょこっと削ります。これを何度も何度もくり返し、足を表板のカーブにフィットさせていきます。
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何とか足が表板にフィットしましたが、弦を張るまでにはまだまだ細かい作業が沢山あります。明日は、ロンドンに行くので、この作業の続きは来週になります。