Cast製作・ベースバー整形

昨日は、BVMA(British Violin Making Association)の新作楽器展示会に行ってきました。場所は、ロンドンにあるRoyal Academy of Musicです。
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展示会の規模は、東京の弦楽器フェアーと比べると、とっても小さいです。
場所柄、訪れる人は音大生らしき人が多く、展示されている楽器は、新作といっても、7割くらいは見かけを古くしたアンティーク楽器です。このへんが、日本の展示会と異なるかもしれません。
また、この学校の建物には楽器博物館が併設されているので、このようなアンティーク楽器を見た後に、ストラディバリなど本物のオールド楽器を見ることが出来るので、とても勉強になります。

この博物館には、現在製作しているビオラのオリジナルも展示されているので、写真では分からなかった細かな部分をじっくりとチェックしました。
もしかしたら、展示会よりも博物館にいる時間の方が長かったかも。。。

そして今日、友人が、その展示会で、学校の先輩からStradivari 'Maurin' 1718の表板のPlaster Cast(石膏型)を借りた、と言ってそれを持ってきました。
学校には、数年前まで、表板と裏板の両方のCastがあったのですが、誰かが壊してしまって今は裏板しかないのです。
借りたCastはすぐに返さなければならないので、今日は、数人がかりでそのコピーを作りました。また、ついでということで、裏板のコピーも沢山作り、ほぼ丸一日、Cast作りに費やしてしまいました。
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ということで、ビオラの製作は、おとといニカワ付けしたベースバーの整形しか出来ませんでした。
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明日は、ビオラの表板・裏板を横板にニカワ付けするための準備をします。たぶん。。。