ビオラのf孔開け

今日は、ビオラのf孔を開けました。

始めに、ハンドドリルを使って、上下の円に小さな穴を開けます。
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そして、エフホール・カッターという道具で、上下の円をくりぬきます。
このカッターは、中心に軸があり、その周りに刃が付いています。この軸を、先ほど開けた穴に通し、カッターをくるくる回しながら板を切り込んでいきます。
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上下の穴が開いたら、今度は、その間の部分を糸鋸で切っていきます。下書きで描いた鉛筆の線のすぐ内側を、慎重に切っていきます。
表板は既に薄くなっているので、糸鋸を動かす度に板がブルブルと震えます。力強く鋸を引くと板が壊れてしまうような気がして、いつもビクビクしながら、ゆっくりと切断しています。
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糸鋸での切断が終わったら、ナイフとヤスリを使って形を整えていきます。
注意深く慎重に、少しずつ木を削って、滑らかな曲線を作っていきます。この際、オリジナルの写真を見ながら、同じような雰囲気が出るようにします。
f孔全体の形が整ったら、最後に、f孔の中ほどにある左右の刻み目を切り込んで終了です。
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今日はこの後、もうひとつのビオラの駒のフィッティングを始めましたが、最後まで行きませんでした。
明日は、ベースバーと駒のフィッティングの予定です。