チェロニス塗りの続き・ビオラ裏彫り終了

イメージ 1

イメージ 2

午前中、チェロのニス作業をしました。

ニスの表面に埃が付着すると、表面がざらざらした感じになります。そこで、今日は、ニスを塗る前に、耐水性の紙ヤスリを使って表面をきれいにしました。
強くこすると色がはげてしまうので、注意深くかる~くヤスリをかけていきます。結局、この作業だけでほぼ午前中一杯かかってしまいました。

そして、お昼休み前のわずかな時間を使って、新しい色ニスを作りました。今までは、オレンジ色だったのですが、赤い顔料を多めに加えて、真っ赤ではないですが、赤っぽいオレンジ色にしました。
午後は、その新しい色ニスを使って、第4層目のカラーニスを塗りました。

ニスが終わった後は、昨日の続きで、ビオラ表板の裏彫りです。
昨日の作業で仕上がり近くまでいっていたので、今日はミニカンナとスクレーパーのみを使いました。
何度も厚さ、板の柔軟性、板を叩いたときの音などをチェックし、少しずつ板を薄くしていきます。
結局、昨日よりも0.3mm薄くして、終了しました。
一応、写真を撮りましたが、昨日とほとんど同じですね。(笑)

それから、だいぶ前に紹介したビオラ(モデル:Andrea Guarneri 'Conte Vitale' 1676) (http://blogs.yahoo.co.jp/luthier0308/2054455.html)。
先週、ついにこの楽器用のテールピースを手に入れたので、最後の仕上げ(魂柱、駒など)を始めました。
今日は、裏彫りが終わった後に魂柱をセットしました。
上の写真、ちょっと分かりづらいですが、f孔の隙間から魂柱が見えます。