テスト(4日目)

4日目の今日は、表板・裏板をバイオリンの形に切り出しました。

始めに、板の上に横板を置いて、横板のアウトラインをぐるりと一周板の上にマークします。
続いて、2.5mmのワッシャーを使って、アウトラインの2.5mm外側に線を描きます。
この線が最終のアウトラインとなります。
そして、5.0mmのワッシャーを使って、同じようにぐるりと一周線を書きます。
この線は、糸鋸で切り出すときの切断線です。

以上のようにして3種類の線を板の上に描いたら、今度はコーナーの形を整えます。
ワッシャーで描いたコーナーは丸いので、写真などを見ながらコーナーを修正します。
ちょっとした曲線の違いで、全体の印象が大きく変わるのでとても難しい作業です。

コーナーが出来たら、糸鋸で5.0mmの線に沿って板を切り出します。
まだ板の幅に余裕があるので、思いっきりギコギコと切断していきます。

次に、表側のアーチを大まかに作りながらエッジの厚さを6mm位まで落とします。
エッジが薄くなったら、今度は2.5mm線のすぐ外側を糸鋸で切断します。
このときは、最終のアウトラインを傷つけないようにとても慎重に切っていきます。

その後は、ヤスリを使ってアウトラインをきれいに仕上げます。
この作業で楽器の印象が大きく左右されるので、少し時間を多めに取ってゆっくりと進めていきます。
もう少しで完成です。
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