アンティークバイオリン終了!

昨日はじめた、アンティークバイオリンのフィッティングが終わりました。

始めに、ペグ、テールピース、エンドボタンなどを磨きました。
これが結構時間がかかりました。
特にエンドボタンは小さいので、磨くのが大変。

その後は、駒の整形をしました。

買ったばかりの駒は厚くて大きいので、ノミやナイフを使って余分な木を削っていきます。
弦高をチェックしながら、駒の高さを調節します。
そして、駒の内側のくりぬいてある部分も削って、サイズや形を整えます。

駒が完成したら、楽器に載せて弦を張ったら出来上がり!
毎回、前回よりも良い楽器が出来るように頑張っているのですが、音を出してみるまではいつもちょっと不安です。
でも今回も、前に作ったバイオリンよりも良くなっていたのでホッとしました。

イギリスでは、見た目が古い楽器を好むプレーヤーが多いので、多くの製作者はアンティーク楽器を作っているのですが、ほかの国ではどうなんだろう?
楽器なので音が第一なのはもちろんだけど、見た目だけなら?

(モデル:Guarneri del Gesu 'Kochanski' 1741)
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裏板は角度をつけたほうが色のパターンがよく見えたので、斜め上から^^。
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バイオリンが終わった後は、チェロのニスを磨きました。
今日のメインはこのニス磨きの予定だったのですが、バイオリンが思いのほか時間がかかってしまったので、全体を一通り磨いて終了です。
明日、また続きをやります。