表板・裏板の切り出し

昨日のうちに反対側のライニングもニカワ付けしておいたので、今日は、始めに横板・ライニングのエッジを削って平らにしました。
これで、楽器の横板の部分が完成です。
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つづいて、表板・裏板の表面をカンナで平らにし、ボディーのアウトラインを描きました。
板の上に横板を置いて、2.5mm幅のワッシャーを使って横板の回りにぐるりと一周線を引きます。
さらに、5.0mm幅のワッシャーを使って、同じようにアウトラインの周りに一周線を引きます。
そして、コーナーの形、幅や角度などを手書きで調整します。
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アウトラインが描けたら、糸鋸で5.0mmの方の線に沿って板を切断し、表板・裏板を切り出します。
このとき注意することは、裏板のボタンを切り落としてしまわないことです。(笑)
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この状態ではエッジが厚くてアウトラインの整形が大変なので、ノミで表側のアーチを大まかに整形しながら、エッジの厚さを6mm弱まで落とします。
この作業、表板は楽なのですが、裏板は硬いのでノミが当たっている手のひらが痛くなります。
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明日は、表板・裏板のアウトラインを整形する予定です。