パーフリング その2 と 表板の裏彫り

昨日、パーフリング用の溝を掘ったので、今日は、パーフリングを埋めました。
写真のように、はじめは、パーフリングはまっすぐです。
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これを、ベンディングアイロンで曲げ、溝に入れていきます。
コーナーの部分で、2本のパーフリングがぴったりと合うように削り、長さを調節したら、ニカワ付けです。
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ニカワを乾かしている間、ニス塗りが終わったフルサイズバイオリンの表板の裏彫りをしました。
表板は簡単に削れていくので、削りすぎに注意です。
始めは、ノミでザクザクと彫っていきます。
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ある程度掘れたら、今度は、ミニカンナでさらに削っていきます。
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最終の厚さよりも1mm程度厚いところまでいきましたが、手が痛くなってきたので、ここで中断しました。

そこで、先ほど付けたパーフリングのニカワがだいぶ乾いたので、裏板のアーチを始めました。
パーフリングに沿って、丸ノミで削っていきます。
このとき、表面の汚れなども一緒に削れるので、パーフリングがきれいにくっきりと見えるようになります。
つまり、パーフリングがきれいに入っているかどうかも、よく見えます^^。

ぐるりと一周、パーフリングに沿って削ったら、パーフリングの位置から板の中心線に向かって削り、アーチを作っていきます。
フルサイズから3/4サイズに移ったので、ちょっとだけ感覚が狂います。
削り過ぎないように、注意が必要です。
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