ベースバー

小さいバイオリンの表板は、ニス塗りの準備作業に入っています。
私の次の作業は、別のバイオリン(フルサイズ)のベースバーのフィッティングです。

初めに、ベースバーの位置を決め、その位置がずれないように小さな木片を表板に貼り付けます。
イメージ 1

そして、ベースバーの形を表板のカーブに合わせて削っていきます。
チョークを表板に塗り、そこにバーを押し付けて、どの部分が出っ張っているかをチェックします。
そして、ほぼ隙間なく合うようになってきたらブラシでチョークをきれいに取り除き、小さな隙間を目で確認しながらバーを仕上げます。
バーがぴったりと表板に合ったら、膠をつけてクランプで固定します。
イメージ 2

膠が乾いたら、ナイフや紙やすりを使ってバーを整形します。
イメージ 3

この楽器の裏板は既に出来上がっていて、横板に膠付けされていたので、今日の午後に箱を閉じました^^。
イメージ 4