魂柱

製作は少し中断して、バイオリンの調整などをやっています。

f字孔からボディーの中をのぞくと、表板と裏板の間に挟まっている棒が見えますが、これが魂柱です。
とても小さな棒ですが、表板と裏板の間で振動を伝えるとても重要な棒で、魂柱ひとつで音が大きく変わります。

調整したバイオリンの魂柱の長さが少し足りなかったので、新しく作りました。

材質は、表板と同じスプルースです。
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スプルース材にカンナをかけて、四角い棒を作ります。
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さらにカンナをかけて、四角形の断面を八角形、16角形、、、とだんだん丸に近づけていきます。
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最後に紙やすりで表面を滑らかにしたら、魂柱の準備完了です。
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あとは表板と裏板の間にピタッとはまるように両端を切ったら、魂柱の完成です。