ニューアーク式モールド

ニューアークの製作学校で教えているモールドは、コーナーブロックを取り付ける溝の形が、一般的なものとはちょっと違います。

写真のように、溝が９０度より大きく開いています。また、溝の深さも浅めです。
これによって、表裏の両側のライニングをつけた後でも、横板をモールドからはずすことができます。

具体的には、ライニングを膠付けした後、すべてのライニングを大まかに整形します。
次に、上下およびコーナーのすべてのブロックをモールドからはずします。
そして、例えば上のコーナーブロックを左右に広げ、トップのコーナーを上に引っ張ります。
すると、上のコーナーブロックがスライドして、横板全体が縦長に変形します。
こうすると、トップブロックの側から、モールドが抜けます。

この方法だと、両側のライニングが既に付いているので、横板をモールドからはずしても、変形が小さくてすみます。