ストラド見てきました。

私が卒業した学校では、5週間で白木のバイオリンを作るという卒業試験があります。
その試験の採点は、学校の先生ではなく、ロンドンのJ & A Beareが行うのですが、昨日、そのBeareのスタッフが、卒業試験に向けて、楽器を製作する際の細かいポイントなどを説明しに学校を訪れました。
毎年、この説明会では、参考としてBeareが所有するストラディバリを学生に見せてくれます。
私はもう学生ではないのですが、ストラディバリが見れるということで、こっそりと行ってきました^^。

イギリスでは、博物館などに行けば、簡単に本物のストラディバリを見ることが出来ますが、実際に手にとって隅々までじっくりと観察するというと、なかなか難しいです。
良い楽器を作るには、見る目を養うことも必要で、それにはやはり良い楽器を沢山見るしかありません。
ですから、こういった機会は大変貴重です。
今回も、スタッフの説明とストラディバリから、色々と新しいアイデアを得たので、今後の製作に生かしていきたいと思います。